3Hの事業は、被験者募集から始まりましたが、その根底には、「患者さんのためになるのか」「医療現場の役に立てるのか」「製薬企業の課題は解決できるのか」といった思想があります。その考え方のもと、医療ニーズの高い、がんや難病・希少疾患領域では、がん情報サイト「オンコロ」や希少・難病情報サイト「レアズ」といったサイトを立ち上げました。いま注力しているのが、DCT(Decentralized Clinical Trials)といわれるオンラインや被験者宅への訪問などを活用し、医療機関に来院しない、もしくは来院回数を減らす治験の取り組みです。テクノロジーを利用することで、患者さんの負担を減らし、今まで参加が難しかった治験にも入りやすくなります。
昨今、企業には持続可能な社会への取り組みが求められています。SDGsやCSRなど社会貢献活動を意図的にやらないといけない会社が多いなかで、3Hの事業は、そのまま社会貢献につながっています。最近ですと、新型コロナウイルスの国産ワクチンの治験に2,000名以上の方が3Hの治験情報サイトを通して参加しています。治療薬の開発にも大きく貢献しました。このようにITを活用して、医療や健康の課題解決に貢献しています。