自主患者調査

昨今、Patient Centricityや患者・市民参画(Patient and Public Involvement、PPI)など医療を利用する側の意見を重視する動きが活発となっています。3Hでは、治験情報サイト「生活向上WEB」やがん情報サイト「オンコロ」、希少疾患情報サイト「RareS.」などを通して、患者さんやそのご家族を中心に、医療従事者なども含めた病気に関わる方々の調査を実施ししています。

テクノロジーが進歩し、高度化・個別化する医療の発展は著しいものがありますが、医療を利用する側の課題解決へとつながることが、最大の目的です。こうした調査から明らかになったインサイトがよりよい医療の発展につながり、病気に関する課題が一つでも多く解決するように今後も活動していきます。

近年、PCやPPIといった患者の声を医薬品開発に取り入れる取り組みが進み始めています。一方で欧米に比べると、日本ではまだ課題も多く、取り組みが不十分な部分もあります。こうしたなか、今後PC/PPIの取り組みを進めていくうえで、患者がこの活動についてどう感じるのか調査を実施。がん・希少疾患・難病・CNS(Central Nervous System/中枢神経系)領域疾患の患者201名に回答いただき、患者視点でのPC/PPI活動の必要性を明らかにしました。

調査:第一三共株式会社/3Hメディソリューション株式会社/3Hクリニカルトライアル株式会社

DCT(Decentralized Clinical Trial/分散型臨床試験)は、オンライン技術やIoT機器、訪問診療・看護などを活用し、医療機関への来院に依存しないで行う治験で2000年頃より注目されはじめ、新型コロナウイルスの感染拡大を契機にDCTへの具体的な取り組みが急速に進みました。
DCTにより被験者の通院などの治験の負担軽減などが期待されており、治験への参加者の増加や途中脱落の減少といった効果が見込まれています。
そこで3Hでは、DCTの導入でこうした効果が実際に期待できるか、健常者の方や疾患をお持ちの方など、合計で1,728名の方に意識調査を実施しました。

調査:3Hメディソリューション株式会社/3Hクリニカルトライアル株式会社

現在、治験において、被験者さんの来院の負担の軽減や、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)等の感染症拡大防止のため、医療施設に依存しないDCT(分散型治験)として訪問治験やバーチャル治験に注目が集まっています。特に訪問治験においては、弊社にも問い合わせが急激に増えています。

そこで、より良い訪問治験の実施を目指して、治験に参加する方々が訪問治験に対してどのように考えているか、意識調査を実施しました。

調査:3Hメディソリューション株式会社

近年の医療的ケアを必要とする子どもの数は増加傾向にありますが、医療的ケア児の受け皿が少ないため、ご家族の負担が大きくなっております。そこで今回、RareS.企画として医療的ケアを必要とするお子さんを持つ親御さんが具体的にどのような問題を抱えているのか知るためのアンケート調査を実施しました。

調査:希少疾患情報サイト「RareS.」

難病や希少疾患の患者さんを対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延する中、ご自宅で診療を受けられるオンラインによる診療(遠隔診療)に関する状況を教えていただくアンケート調査を実施しました。

調査:希少疾患情報サイト「RareS.」

2019年末より、世界各地で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症「COVID-19」の流行が広がっており、多くの方の生活に影響を与えています。日本でも4月7日に7都道府県に対して発令された緊急事態宣言は、4月16日には全国に拡大され、今なおその宣言下にあります。基礎疾患をお持ちの方は重症化のリスクが高いとされており、抗リウマチ薬、免疫抑制剤、ステロイド薬を使用されている場合は、帰国者・接触者相談センターへの早めの相談が呼びかけられています。

そこで、基礎疾患(特に難病や希少疾患)をお持ちの患者さんおよびご家族を対象に今回の感染症拡大に伴う治療や生活への影響を調査しました。

調査:希少疾患情報サイト「RareS.」

間質性肺炎は、肺胞の壁に炎症が起こることで線維化し、次第に肺が固くなってゆく病気です。通常の肺炎は高熱や咳、痰などの症状を伴いますが、間質性肺炎ではそのような症状を伴いません。医療機関にかかっている方は10 万人あたり10〜20 人程度と言われていますが、初期の段階では無症状であるため、実際の患者数はもっと多いと考えられています。膠原病の罹患や、アスベストの吸入、抗がん剤などの医薬品などが原因で起こる場合と、原因不明の「特発性間質性肺炎」があります。さらに、風邪やウイルス感染などで急激に悪化する危険性がある病気です。
今回のアンケートでは既に間質性肺炎の診断がある方を対象に、診断に至るまでの経緯や、現在の生活について伺いました。

調査:希少疾患情報サイト「RareS.」

新型コロナウイルスにより医療施設の状況は、過酷さを増しており、他の疾患患者が十分な治療を受けられないといったことが問題視されています。新薬開発においても新型コロナウイルスに対する新薬開発が急ピッチで進む一方で、他疾患の臨床試験・治験が中断や計画を延期するなどといった影響が出ています。そこで今回、新型コロナウイルスが新薬開発に協力する被験者にどのような影響を与えているかを調査しました。

調査:3Hクリニカルトライアル株式会社

「がん遺伝子パネル検査」が保険適応になり、”遺伝子検査”に対する注目が高まっています。乳がん患者さんを対象とした遺伝子検査については上記の「がん遺伝子パネル検査」*1の他にも「BRCA遺伝子検査」*2や、保険適応外ではありますが「オンコタイプDX検査」*3等の検査があります。乳がん領域においても新薬開発が進み、治療の選択肢が増えつつあります。また、早期の乳がん患者さんの中には、再発のリスクや化学療法治療の効果が異なる人がいることが分かってきており、治療選択を行うための”遺伝子検査”について知って頂くことは患者さんにとって重要であると考えます。今回の意識調査では、乳がんの薬物治療中の副作用について、また乳がんに関する遺伝子検査についての患者さんの意識を把握することを目的に、215名の乳がん患者さんから回答を得ました。

 

調査:エグザクトサイエンス株式会社、3H メディソリューション株式会社

新しいくすりの候補がヒトにとって有効で、かつ安全かどうかを調べることを臨床試験(治験)と呼びます。近年、難病や希少疾患の医薬品開発に関わる臨床試験や治験の数が徐々に増えてきました。しかしこれまで、難病や希少疾患を対象とした治療薬は開発が進んでいなかった領域です。そこでRareS.では、皆様の現状や治験に対する関心、お気持ちについての調査を行っています。今回は中間報告としてこれまでの結果の一部をご報告いたします。

調査:希少疾患情報サイト「RareS.」

この調査は2019年11月19日~12月19日の期間で、20歳以上の肝臓がんと診断されたことのある方とそのご家族を対象に、がん情報サイト「オンコロ」上で募集をし、実施いたしました。

調査:バイエル薬品株式会社、がん情報サイト「オンコロ」

全身性エリテマトーデス(SLE)では、医療費助成の対象となる条件としてSLEDAIスコア4以上が定められていますが、このスコアは各臓器の状態を評価するもので、患者さんの自覚症状や生活への影響は反映されません。患者さん自身が感じている辛さと、評価との間にギャップが生じてはいないかを調査することを目的として、 難病・希少疾患情報サイトRareS.では、 この度自主アンケートを実施いたしました。

調査:希少疾患情報サイト「RareS.」

本調査は、2018年12月13日~12月16日に、非小細胞肺肺がんの治療経験のある患者さん139名を対象に、インターネットによるアンケート形式で実施しました。

調査からは、がん治療を行う上で患者さんが最も望むことは生存期間の延長であることが改めて確認されました。また、薬剤選択の際に参考にした情報として8割以上の患者さんが「医師の説明」と回答するものの、約4割の患者さんは医師からの説明を十分だと感じていない現状が示されました。
非小細胞肺がんにおいて長期生存を期待する状況の中、患者さんには一次治療のみの情報でなく二次治療を含めた長期の治療戦略を知りたい要望があることが示されました。

調査:日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社、3Hメディソリューション株式会社

患者さんを対象としたアンケートやインタビューに関する意識調査を実施いたしました。調査に参加するにあたって気にするポイントTOP3は、「参加者への配慮」、「スタッフの専門性」、「医療への貢献度」でした。ほとんど全ての項目の重視度が高く、医療や社会への貢献、主宰者の実施目的・体制・対応など、さまざまな点が重視されていることがわかりました。

調査:3Hライフサイエンス研究所

がんの「免疫療法」に注目が集まり、様々なメディアを通してニュースが配信されました。一方で「免疫チェックポイント阻害薬」の効果が過剰に評価されてしまう懸念や「免疫チェックポイント阻害薬」とは異なる自由診療で行われている「免疫療法」なども同一にとられてしまう可能性に対し、注意を喚起するニュースも配信されております。
そこで本調査は、「免疫チェックポイント阻害薬」と自由診療で行われる「免疫療法」についての生活者の認識を明らかにすることを目的に実施しました。

調査:3Hメディソリューション株式会社

昨今、インターネットにおける医療情報の信頼性が課題となる中、医療広告に関する規制強化や検索エンジンのアルゴリズム変更、医療機関との連携など様々な取り組みが行われています。そこで医療消費者である生活者の病気や健康について情報の取得経路及び情報の信頼性について調査を行いました。

調査:3Hメディソリューション株式会社

情報収集は、がん患者の重要な課題の一つであると言え、医療者からの情報提供の他、インターネットや患者交流など様々な手段があります。しかしながら、罹患者数が少ないほど、進行期ほど情報収集は難しいと予想されます。しかしながら、がんサバイバーシップにおいて、予想と実態が乖離することは珍しくありません。そこで、がん患者に対して情報収集に関する大規模実態調査を行いました。

調査:がん情報サイト「オンコロ」

この調査は、2018年6月18日~26日の期間で、現在治療中もしくは治療終了1年未満の進行・再発非小細胞肺がん患者さんを対象として、がん情報サイト「オンコロ」上で募集をし、実施したものです。

調査:がん情報サイト「オンコロ」

被験者満足度調査(2017.10.16)

Patient Centricity(患者中心主義)の医療の時代といわれ始めてきて、グローバル市場の新薬開発分野においては、Patient Reported Outcomeなどを用い患者のQOLを意識した薬剤の開発などが進んできています。日本においても各製薬メーカーが患者中心を見据えた開発の取り組みが検討され始めています。そこで、「被験者満足度評価により治験の質を高める。」ことを基本コンセプトとして被験者満足度調査を実施しました。

調査:3Hメディソリューション株式会社

本調査は、がんの臨床試験(治験)について医療者、患者・家族及び製薬企業等、それぞれの立場の方がどのような意識を持っているのかを調査することにより、そのギャップを確認し、臨床試験を円滑に進めるうえでの課題を明確化することを目的とした定量調査です。

調査:がん情報サイト「オンコロ」

本調査は、肺がんの中でも個々の遺伝子の状態によって治療薬の選択が可能となりつつある非小細胞肺がんの患者さんが、適切な治療を決定する際に必須となる遺伝子検査をどのようにとらえ、何が受診の障害となっているかを明らかにすることを目的に行いました。

調査:NPO法人キャンサーネットジャパン、NPO法人西日本がん研究機構、がん情報サイト『オンコロ』、第14回日本臨床腫瘍学会学術集会、一般社団法人日本臨床試験学会、中央大学理工学部 生物統計学研究室

がん情報サイト「オンコロ」にて、「がん×告知」、「がん×痛み」、「がん×治療」「がん×対策」、「がん×免疫療法」の5つのテーマに分けて行われた調査です。

調査:がん情報サイト「オンコロ」