がん情報サイト「オンコロ」、 がん患者やその家族が無料で利用できるがんお悩み相談室を開設~会員登録も開始し、患者の状況に合わせた継続的な情報提供も実施~【グループ会社ニュース】 Tweet 3Hクリニカルトライアル株式会社(東京都豊島区、代表取締役 滝澤 宏隆)が運営するがん情報サイト「オンコロ」は、今まで行っていたがんの治験相談に加え、がん患者やその家族などががんに関する悩みを無料で相談できるがんお悩み相談室を7月3日より開始します。併せてオンコロの会員登録を開始し、登録情報に合わせた適切な情報提供を継続的に行います。 URL:https://oncolo.jp/onayami-soudan がん領域の研究開発は、世界中の研究機関や製薬企業で積極的に取り組まれています。診療の現場では、標準治療が行われる一方で、遺伝子治療や免疫療法など新しい治療の開発が行われており、治療と研究開発が同時に進んでいます。医療従事者や患者において、治験に参加することは治療の選択肢の一つとして考えている方が多く、治験の情報を取得したいという希望者も多数います。※1 しかし現状では、治験の情報提供が十分に行われているとは言い難く、情報にアクセスできる方は一部であり、情報格差が課題となっています。またインターネットなどを活用して自身で治験の情報を探すことも難しく、アクセスできたとしても、公開されている情報だけでは、参加を検討するための情報が不足していることも多いといった問題もあります。この治験の情報アクセスの課題を改善すべく、がん情報サイト「オンコロ」では、2015年より臨床試験・臨床研究の情報発信や治験の相談を受け、相談数は6,000件を超えています。 一方で、治験の情報はがん患者にとって必要な情報の一つでしかなく、その他にも様々な情報を必要としています。インターネットの普及により、がんに関する情報へのアクセスは容易になったものの、その量は膨大であり、がん種やステージなどで必要な情報も異なるうえ、信ぴょう性が不確かな情報も溢れています。その中から患者やその家族が必要としている情報を見極めることは、困難な場合もあり、特に最も情報が必要ながんの診断を受けて間もない時などは、精神的な負担も大きく、適切な判断がより難しくなります。これらの課題に対処するためには、エビデンスに基づいた情報を理解しやすい形で受け取れるような仕組みが必要となります。そこで、こうしたがん患者の課題解決に貢献すべく、すでに行っていたがん治験相談の対応範囲を治験以外にも広げた、がんお悩み相談室をオンコロで開始しました。また相談室以外にもそれぞれの患者に合わせた継続的な情報提供なども開始いたします。 ※1:がんの臨床試験に関する意識調査:https://oncolo.jp/research-results/20161129(NPO法人キャンサーネットジャパン、NPO法人西日本がん研究機構(WJOG)、がん情報サイト「オンコロ」、第14回日本臨床腫瘍学会学術集会(JSMO14th)、一般社団法人日本臨床試験学会(JSCTR)、中央大学理工学部 生物統計学研究室) ※がんお悩み相談室は医療相談ではありません ■特定非営利活動法人肺がん患者の会ワンステップ 長谷川一男さんコメント 「がん患者にとって治験の情報を知ることはとても大事なことだと私は思っています。一方で、がん患者自らで治験情報を入手することや治験を知ることの大切さを理解するのが難しかったりします。オンコロではこれまでもがんの治験の情報発信や相談を行っていましたが、新設されたがんお悩み相談室では、より広範囲にがんに関する相談ができるとのことです。がん患者がオンコロに相談することで、治験について知るきっかけが生まれるのではないかと期待しています。」 ■がん情報サイト「オンコロ」について:https://oncolo.jp/がん情報サイト「オンコロ」は、3Hクリニカルトライアルが運営する患者さんやそのご家族、医療従事者、製薬企業などの関係者の方々向けに、がん領域の最新情報をわかりやすく提供する情報サイトです。がんに関わる臨床試験・臨床研究を中心に掲載しています。またインターネットにとどまらず、様々な情報提供活動を通して、がんに関わる人への一助となることを目的としています。 ■3Hグループについて:https://3h-ms.co.jp/人(Human)の健康(Health)と幸せ(Happiness)をつなぐライフサイエンスカンパニーとして、医薬・医療分野において、被験者募集や患者調査、情報提供、アプリ・システム開発から、新規ビジネス開発の支援までワンストップで提供しています。サイエンスとPatient Centricityに基づいた創薬・育薬支援と最新のテクノロジーを活用したデジタルヘルストランスフォーメーションの実現により、患者さんや医療現場の課題を解決しています。