訪問看護師による在宅治験支援でコロナ禍での治験実施をサポート。3Hとケアプロが、在宅治験の実施で協力。


3Hメディソリューション株式会社(以下3H)とケアプロ株式会社(以下ケアプロ)が協力し、訪問看護師による在宅での治験支援を開始しました。 今まで治験に参加したいと考えても通院が困難であり、参加できなかった患者さんの希望を叶え、製薬の研究促進に貢献し、多くの疾患が治療可能な世界に貢献します。

●背景
新型コロナウイルスのパンデミックを契機として、オンラインでの診療や服薬指導をはじめ、医療現場では様々な場面でデジタル化・在宅化が加速しています。そしてこのデジタル化・在宅化の波は、製薬の研究開発に必要な「治験」にも同様に押し寄せています。 「治験」とは、開発中の医薬品を実際の患者さんに適用し、有効性や安全性の評価を行うために実施されるものです。これまでの治験は、治験参加者が医療機関へ通院し、対面で行うことが一般的でした。デジタルや在宅を活用した治験により、通院が容易ではない小児や難病、がん、認知症などの治験が加速し、創薬が進み、患者さんのQOLの向上に貢献することが可能となります。

●具体的な取り組み
3Hとケアプロ、治験実施医療機関との3社間で契約し在宅治験を実施いたします。



3Hは、この取り組みにおいて訪問治験に関する企画・設計から、製薬会社などの治験依頼者と治験実施医療機関の間で治験に関わる連絡・調整及び、訪問看護師に対して治験に関するトレーニングを実施します。また必要に応じてePROやヘルスケアデバイス、オンライン診療システムなどの提供や手配なども行います。
ケアプロは、訪問する看護師の選定、トレーニングの受講、患者との訪問日時の調整、実際の投薬・観察などを行います。必要に応じて、治験薬のピックアップ等も行います。今後は、より多くの在宅治験に貢献するため、在宅治験を行ってくれる訪問看護師の採用や、新卒看護師の教育にも取り組んでいきます。
さらに、全国の看護師が、在宅治験を行えるような、教育やマッチングの支援、全国の訪問看護を行うステーションが在宅治験を実施できる仕組みを構築し、全国でこの取り組みができるように支援します。

●3H 代表取締役 安藤 昌のコメント
3Hは、より多くの方に治験参加の選択肢を増やすため、2018年より訪問治験やバーチャル治験など在宅で行える治験の実現に向けて準備を進めてきました。そして新型コロナウイルスの感染拡大により、その必要性が増しています。今年に入り、業界に先駆けて在宅治験を日本で実施しておりますが、訪問看護師のサポートは、訪問での治験において不可欠であり、そのプロフェッショナルであるケアプロ様と協力できることで、今まで以上に質の高い支援を実現できると確信しております。

●ケアプロ 代表取締役社長 川添 高志のコメント
弊社は、これまで、3H様と駅やスーパー等での健康チェックイベントを通じた被験者募集を行ってきました。そして、この度、弊社の訪問看護ノウハウを活かして、在宅治験を専門的に行う「つながりをもっと。訪問看護ステーション」を開設しました。さらに、将来的には、弊社の外出支援プラットフォーム「ドコケア」を活用した治験患者の通院支援にも取り組み、3H様と治験へのアクセシビリティ向上に貢献していきます。

●3Hグループについて https://3h-ms.co.jp/
人(Human)の健康(Health)と幸せ(Happiness)をつなぐライフサイエンスカンパニーとして、医薬・医療分野において、被験者募集や患者調査、情報提供、アプリ・システム開発から、新規ビジネス開発の支援までワンストップで提供しています。サイエンスとPatient Centricityに基づいた創薬・育薬支援と最新のテクノロジーを活用したデジタルヘルストランスフォーメーションの実現により、患者さんや医療現場の課題を解決しています。詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。

●ケアプロについて https://carepro.co.jp/
革新的なヘルスケアサービスをプロデュースして健康的な社会づくりに貢献するプラットフォームカンパニーです。セルフ健康チェックや総合訪問看護ステーション、外出支援マッチングサービス「ドコケア」、スポーツ救護「サッカーナース」を展開しています。


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