【背景、方針】
近年、日欧米において「患者中心の医薬品開発(ペイシェント・セントリシティ)」という考え方が普及し、患者さん、製薬企業ならびに各ステークホルダーにより、医薬品開発に患者さんの声を生かす機運が高まっています。日本における動向としては、昨年(2022年12月)「ICH E8(臨床試験の一般的な指針)」がStep5へ進み、当該指針において、患者さん(患者団体含む)の医薬品開発への参画は、大変重要な位置付けとされ、今後のPPI (Patient and Public Involvement;患者・市民参画)活動は最重要課題となって来ております。
既に外資系企業を中心にペイシェント・セントリシティの理念は実践されてきているものの国内における患者さんの声を医薬品開発に活かす試みは、未だ取り組むべき課題は多く、欧米と比して遅れているのが現状になります。
3Hは、患者さんの声を医薬品開発に活かす試みを2014年より実践しており、多くの課題を解決した実績を有しています。3Hが加わることで、日本最大級の治験ボランティア会員200万人に及ぶデータベースの利活用、更に患者団体との豊富な連携実績より、アンメット・メディカル・ニーズの発見やプロトコール策定の際のインサイト獲得に貢献します。