欧米では既に複数の製薬企業が医薬品開発で Patient Centricity 活動を開始しております。
Patient Centricity活動は、患者にとって、より参加しやすい治験が計画され、いち早く良い薬が使用できるなど、製薬企業にとっても、治験期間の短縮や新たな視点で医薬品開発ができるなどメリットが数多くあります。一方で、未だ日本国内における製薬企業においては、患者のニーズにどう答えいていくべきなのか手探りの状況が続いており、日本国内においてPatient Centricity 活動を普及していくことは喫緊の課題となっております。
「患者は、何を期待し、何を求めているのでしょうか。また、企業は、患者とどのように手を取り合っていくべきなのでしょうか。」
そこで今回、前回のセミナーで皆様からのご要望の多かった、グローバル企業のうち第一線でPatient Centricity活動を推進しておりますアストラゼネカ株式会社より本課題への取り組みについてお話いただきます。また、治験参加経験者が思うPatient Centricityについて、11月にラウンドテーブル(意見交流会)をいたしました。セミナー当日は、ラウンドテーブルで得られた貴重な意見をご報告いたします。今回のセミナーが、日本のPatient Centricity活動の推進に向けた環境づくりの一助となれば幸いです。