ePROアプリ「3H P-Guardian」を用いた喘息管理に関する研究論文が医学雑誌に掲載されました


この度、3Hメディソリューション株式会社が開発したePRO(電子患者報告アウトカム)アプリ「3H P-Guardian」を活用した喘息管理に関する研究論文が、医学雑誌『アレルギー・リウマチ性疾患』(株式会社北隆館発行、2025年6月号)に掲載されましたので、お知らせいたします。
本論文は「コントロール不良喘息におけるアプリ上市に伴うパイロット試験」と題し、中島康博先生(社会医療法人財団聖フランシスコ会姫路聖マリア病院呼吸器内科/兵庫医科大学呼吸器・血液内科学)が研究責任者を務められています。

■喘息治療の課題と「3H P-Guardian」の役割
気管支喘息は日々の適切な症状管理が重要ですが、患者さん自身の症状変動を客観的に把握し、医療者と正確に共有することは容易ではなく、治療における重要な課題とされてきました。「3H P-Guardian」は、こうした課題を解決し、患者さん一人ひとりに寄り添った質の高い喘息治療の実現を支援します。

■「3H P-Guardian」の主な特長と期待される効果
「3H P-Guardian」は、患者さんが喘息症状、服薬状況、QOL(生活の質)等を簡単に入力・記録し、そのデータを医療者と共有することを可能にするアプリです。本アプリの活用により、以下の効果が期待されます。
・患者さんの自己管理能力向上
 症状・治療状況の可視化により状態理解を深め、主体的な治療参加を促進します。また、悪化兆候の早期発見と適切な受診もサポートします。
・医療者による質の高い診療実現
 患者さんの日常データを定量的に把握し、個別最適化された治療方針の決定に貢献します。遠隔モニタリングや早期介入により、重症化予防や医療効率化も図ります。

■本パイロット試験の目的
今回のパイロット試験では、コントロール不良喘息患者さんを対象に、「3H P-Guardian」の実用性、臨床現場との適合性、およびデータ有用性を検証します。

■今後の展望
本アプリは、パイロット試験の結果を第74回日本アレルギー学会学術大会(2025年)で公表後、全国での運用開始を予定しております。弊社は今後も、革新的なデジタルヘルスケアソリューションを通じて、患者さんのQOL向上と持続可能な医療システムの構築に貢献してまいります。

本研究の詳細にご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ掲載誌をお手に取ってご覧ください。
株式会社北隆館「アレルギーリウマチ性疾患」2025年6月号 

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