富山大学附属病院が取り組むDCT。地方から活性化する医薬品開発を目指して。

近年、ドラッグラグ・ドラッグロスが問題視される中、症例集積性の向上、被験者負担の軽減、地域格差の改善策として、DCT(分散型臨床試験)に注目が集まっています。
厚生労働省もDCTへの取り組みを重視しており、弊社の調査でも多くの患者さんがDCTを求めていることが明らかになっています。特に地方住んでいる患者さんにとって、実施医療機関の距離は治験参加への大きな障壁となっています。

そこで今回、「くすりのシリコンバレーTOYAMA」創造コンソーシアムの支援のもと、地域医療でのDCT実現に積極的に取り組む富山大学附属病院 臨床研究開発推進センター 副センター長 寺元 剛様をお招きし、その活動内容と今後の展望についてご講演いただきます。

また、本取り組みを支援する3HのDCT活動についてもご紹介いたします。

本セミナーがDCT実現に貢献し、医薬品開発と距離の問題で研究参加が困難だった患者さんの課題解決の一助となれば幸いです。

Guest speaker

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寺元 剛(てらもと つよし)
薬剤師 医学博士(信州大学)
富山大学
 学術研究部医学系
 先端医療研究開発学 特命教授
富山大学附属病院
 臨床研究開発推進センター 副センター長
 病院長補佐 臨床研究担当

1998年 信州大学医学部附属病院 臨床試験センター 副センター長
2012年 北海道大学病院 臨床研究監理部 特命講師・副部長
2019年 富山大学附属病院 臨床研究開発推進センター 特命教授・副センター長

日本病院薬剤師会 臨床研究倫理審査委員会副委員長
日本臨床試験学会 渉外広報委員会委員、査読委員
臨床研究教育、執筆、その他

その他
日本病院薬剤師会 臨床研究推進委員会
厚生労働省 治験等適正化作業班
AMED審査委員
CRCと臨床試験のあり方を考える会議inSapporo プログラム委員長

TIME TABLE

12:00-12:30

富山大学附属病院が取り組むDCT
地方から活性化する医薬開発を目指して(仮)

富山大学附属病院 臨床研究開発推進センター
副センター長
寺元 剛 様

富山大学附属病院では、地域医療機関としての特性を活かし、分散型臨床試験(DCT)の導入と実践に取り組んでいます。本セミナーでは、3H社と協働で実施した事例を紹介するとともに、DCTがもたらす被験者アクセスの拡大、治験効率の向上、地域医療との連携強化など、医薬品開発における新たな可能性を皆様と共有し検討したいと考えております。地方からのDCT推進が、製薬企業・依頼者・CROSMOにとっていかに価値ある戦略となり得るか、今後の展望とともに考察します。

12:30-12:45

継続率95%を達成!
サイトレス研究の成功事例に学ぶDCT実現の鍵

3Hメディソリューション株式会社
営業統括 セールス&コンサルティング第3グループ
アカウントエグゼクティブマネージャー

荒川 直樹

DCTの取り組みを技術と実績で支える3Hメディソリューションが、医療機関を介さない「サイトレス研究」で回答率95%という高い継続率を達成した事例を基に、単なるITツールの導入だけでは成し得ないDCT実現の具体的な手法を解説。eConsentや訪問看護、ePROといった弊社のITと専門スタッフによるオペレーションを融合させた包括的なソリューションが、いかにして課題解決に貢献できるかをご提案します。

12:45-12:55
質疑応答

※セミナー内容は予告なしに一部変更する場合がございます。
ATTEND

2025年9月30日(火)12:00〜12:55

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