臨床試験・治験の被験者による治験コーディネーター(CRC)に関する アンケート結果のお知らせ【PRO協議会】


臨床試験・治験の被験者リクルートメントを実施するPRO(Patient Recruitment Organization:以下PRO) 4社が運営するPRO協議会では、臨床試験・治験に参加し、治験コーディネーター(以下、CRC)と接したことがある患者・被験者の方々に向けて、CRCに関するアンケートを行いました。実際の患者・被験者の方々から見てCRCが臨床試験・治験の実施現場でどのような活動を行っているかが明らかになっています。

【調査概要】
アンケート概要:「TVドラマ「ブラックペアン」におけるCRCの表現について」 実施期間:2018年6月8日~6月13日 有効回答数:4,130件(PRO協議会会員会社4社合計) うち、以下の集計値は「臨床試験・治験に参加経験のある方のみ」とした。

■ドラマ表現と実際のCRCの違い(n=2,525、単数回答) 臨床試験に参加経験がある方のみで集計したところ、ドラマの表現について、半数以上が違和感を持っている。


■1来院/入院1日あたりの負担軽減費額について(n=2,525、単数回答) 負担軽減費は約8割が1来院/入院1日あたり1万円以内となった。 一部、10万円以上との回答もあったが、フェーズ1試験での総額を回答されたと予想される。



■CRCの服装(n=2,618、単数回答) 7割が白衣を着用、ドラマ表現のスーツ姿も1割。



■臨床試験・治験におけるCRCの必要性(n=2,809、単数回答) 臨床試験参加者の8割以上が、CRCの活動を必要としている。



■臨床試験・治験で被験者に対してCRCが果たしている役割(n=2,356、複数回答) CRCの役割として、医師やメディカルスタッフとの仲介役を求められている。普段から被験者に寄り添った立場である事が、気軽に相談できる先として評価されている。



■PRO協議会について
臨床試験・治験において被験者リクルートメントを行うPRO(Patient Recruitment Organization)4社からなる団体。患者や被験者への適切な臨床試験・治験についての情報提供を実現するための自主ガイドライン作成や、法人としての日本PRO協会(仮称)設立を目的としている。

加盟企業:株式会社クロエ、特定非営利活動法人ニューイング、株式会社パシフィックグローブ、株式会社ヒューマ
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