病気や健康についての情報の入手経路と信頼度調査を実施


株式会社クロエ(本社 東京都豊島区 代表取締役 安藤 昌)は、グループ会社である株式会社クリニカル・トライアル(本社 東京都豊島区 代表取締役 滝澤 宏隆)と共同で「生活向上WEB」会員を対象とした「病気や健康に関する情報収集についての調査」を行いました。


昨今、インターネットにおける医療情報の信頼性が課題となる中、医療広告に関する規制強化や検索エンジンのアルゴリズム変更、医療機関との連携など様々な取り組みが行われています。そこで医療消費者である生活者の病気や健康について情報の取得経路及び情報の信頼性について調査を行い、1,284名から回答を得ました。

その結果、生活者が、健康や病気の症状が出た際にインターネットによる情報収集を行っていることが多いと想定されましたが、40歳以上の中高年においては、まだテレビなどのマスメディアからの情報収集が行われており、情報の信頼度においては薬剤師による健康や病気に関する情報提供の信頼度が最も高く、その後の行動変容にも影響が強いことがわかりました。

最近では、60歳以上でもインターネット利用率が70%*を超えており、高齢の方でも便利にインターネットでいろいろ情報収集ができる時代になりましたが、科学的根拠のない怪しい医療情報などが氾濫するインターネット情報よりも薬剤師などの医療従事者の情報が信頼できるということが明らかになりました。

*総務省平成29年度版情報通信白書|インターネットの普及状況

【病気や健康に関する情報収集についての調査概要】
生活向上WEB会員を対象にした、病気や健康に関する情報収集についてのインターネット調査

調査期間  :2018年8月
調査回収数 :1,284サンプル
調査対象者 :生活向上WEB会員
質問数   :8問
性別    :女性55.9% 男性44.1%
年代    :20代2.9%、30代9.0%、40代32.2%、50代33.8%、60代16.7%、70代以上5.4%
生活向上WEB:https://www.seikatsu-kojo.jp/

第1位は、「健康番組などのテレビ番組」(75.1%)が圧倒的に多く、1位~3位はマスメディアによる情報収集が上位を占めた。第4位「薬局・ドラッグストアー」(35.0%)、第5位「病院・クリニックなどの医療施設」(34.9%)となり、「家族・友人・職場の同僚などの口コミ」や「Yahoo!知恵袋、OKWAVEなどの口コミ」など口コミ情報を抑えて、医療従事者による情報収集手段が多かった。

  • 病院以外での情報の信頼度NO.1は薬剤師

病院以外で病気や健康、栄養に関する案内を受け取る際に、その内容について“最も信頼できる相手先”を薬剤師が絶大な信頼を得ていることがわかりました。

第1位:薬局・ドラッグストアーにいる薬剤師(61.3%)
第2位:特にない(27.7%)
第3位:デイケアサービス、介護施設にいる介護士、介護職員(3.3%)

  • 薬剤師の情報で行動変容が起こる理由とは?

情報の信頼性を聞いたのと同時に、実際にサンプル品やパンフレット、チラシなどの案内を受けとった際に、その商品やサービスを購入や申し込んでみたいと思う相手先においても「薬局・ドラッグストアーにいる薬剤師」(53.8%)が半数を超えていて、その理由を尋ねてみると、

第1位:「専門性がありそうだから」(47.6%)
第2位:「資格をもっているから」(35.2%)
第3位:「信頼できるから」(31.9%)

となり、健康や病気に関する情報においては、資格や専門性を持っている人からの情報は信頼度もあり、実際に商品やサービスを購入するにあたっても安心感がもてることがわかりました。

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