近年、欧米の製薬企業を中心に、患者さんに寄り添った医薬品開発を目指す動きとして「Patient Centricity活動」が積極的に行われております。一方、日本においてどのように進めていくべきか課題を抱えている企業も多いのではないでしょうか。
そこで今回、Patient Centricity活動について、過去バイエル薬品株式会社会長を務め、現在、米国にて医療コンサルタントとしてご活躍されている栄木憲和氏を講師に迎え、製薬企業経営者としての経験と米国医療の実体験を踏まえた独自の視点でご講演いただきます。海外の実情や日本との違いを知ることで皆様のPatient Centricity活動を検討する上での一助となれば幸いです。
また、Patient Centricityを実現する具体的なソリューションとしてクロエが新しく展開する様々な患者データを活用したサービス「3H Patient+プラットフォーム」のご紹介をいたします。病院のカルテ情報との連携やクロエの9,000店舗薬局プラットフォームで得られる医療側の患者データとPRO(患者報告アウトカム)、IoT機器のセンサーなどで得られる患者の日常的なデータを一元化統合し、医薬品事業や今後のライフサイエンスのビジネス展開に活用できるリアルワールドデータによるサービスを提供していく予定です。
そこから得られる患者の客観的データと主観的データの組み合わせで、どのような課題解決があるのか、またPatient Centricity活動を行ううえで、製薬企業はどのようにアプローチすべきかなど、最新の取り組みを踏まえて、本テーマを深掘りしていきます。