短大卒業後、大学病院で看護師をしていました。治験ついては、勤めていた病院でも行われていましたので知っていましたが、詳しくはありませんでした。そんな中、たまたま見た新聞にCRC(治験コーディネーター)の求人募集を見つけました。看護師時代には病棟や救急外来にいたこともあり、患者さんが亡くなる場面に何度も立ち会いました。その経験からか、新薬という新しい治療法の開発に携わることに興味を惹かれ、CRCに転職しました。
その後、看護師の資格を持っていても、CRCでは医療行為ができないことにジレンマを感じて看護師に戻ったこともあります。ですが結局はCRCに戻って、がん領域などさまざまな治験に携わってきました。看護師の仕事はルーティンワークも多く、逆にCRCは対応時間が不定期といった大変な部分もあるのですが、新しいことをするのが好きな自分にはCRCという仕事があっていたようです。そんな折、3Hから「訪問看護を使った在宅治験の立ち上げに力を貸してくれないか」という打診をいただきました。